CorelDRAWグラフィック & 迷路フィル

インパクトがありステッチ数の少ないロゴデザインを作りましょう!​

デジタイザーの皆さまは、刺繍とステッチについての深い知識をお持ちでしょう。インパクトのあるロゴはいつの時代でも需要があります。ここではEmbroideryStudio e4.5とCorelDRAW® Graphics Suiteを使った新しい都市景観ロゴの作り方をご紹介します。

この刺繍ロゴは、ジャケットの背面用としてインパクトの高いデザインでありながら、できるだけ少ないステッチ数で仕上げることを目的としてデザインしました。

*今回のロゴの手順をまとめたPDFを下記より無料でダウンロードしていただけます。

ステージ1:統合されたCorelDRAW

(1) EmbroideryStudio e4.5で新しいデザインを開き、CorelDRAWグラフィックスアイコンをクリックします。CorelDRAWグラフィックスモードでクリップアートをインポートするか、自分で景色を作成します。このデザインの場合、いくつか異なるシルエットを統合して、単一のロンドンの景色を作成しました。

(2)次に Londonとタイプし、使用したいフォントを選択します。ここでは有名な「I love New York」風のフォントのCOOPER BLACKを使用しました。文字のカーニングツールで文字同士が少し重なるように動かします。これにより糸切りのない単一のオブジェクトができます。

(3)この時点では文字はまだ書体の状態です。これをオブジェクトに変換します。「オブジェクト」>>「分割」を選択し、各文字を別々のオブジェクトに分割します。すべての文字を選択し、「オブジェクト」>>「曲線に変換」を選択して、文字をベクターオブジェクトに変換します。ウェルドツールを使用し、これらのオブジェクトを単一のレタリングオブジェクトに結合します(中央に穴のある複合埋め縫いのように)。

(4)背景のシルエットからレタリングオブジェクトを一定の隙間を残して切り離すには、CorelDRAWの等高線ツールを使用します。レタリングオブジェクトを選択し、等高線ツール(EmbroideryStudioのオフセットツールに似た機能)を選択し、2.5㎜オフセットします。このオフセットオブジェクトは背景から切り取る為に使用するので、選択して「オブジェクト」>>「分割」を選択します。

(5)これでオフセットオブジェクトがオブジェクトとして分割されました。このオブジェクトと背景のシルエットの両方を選択し、今回は簡素化を使用します。オフセットオブジェクトをスタンプとして使用し、背景から切り取ります。オフセットオブジェクトは必要ないのでこ
こで削除します。LONDONの文字の間にある残りの背景を削除します。

CorelDRAWで2つのオブジェクトを作成しました。これらのオブジェクトはそれぞれトリミングせずに縫い付けられ、どの刺繍機でもスムーズに動作します。

ステージ2:EmbroideryStudio e4.5

(6)CorelDRAWグラフィックスモードでデザイン全体を選択し、グラフィックを刺繍に変換をクリックします。クリックひとつでベクターイメージが刺繍に変換されます。現在のステッチ数は20,259ステッチと多めです。ここからステッチ数を減らしていきましょう。

(7)背景を選択し、新機能の迷路フィルステッチタイプをクリックします。ステッチ間隔を1 mmに変更します(ステッチ長や滑らかさなどその他の設定を変更することも可能ですが、ここでは必要ありません)。この操作で20,000以上あったステッチ数が12,000ほどに減少し、糸切りのない一定間隔のステッチが作成できました。

(8)Londonを選択し、オブジェクトプロパティドッカーでステッチ間隔を初期設定の0.4 mmから4mmに変更し、ステッチ間を広げます。下縫いをオフにし、トラプントをクリックしてトラベルランニングをオブジェクトの端に移動させ見えないようにします。

(9)Londonオブジェクトを選択し、アウトライン&オフセットツールをクリックし、アウトラインを作成のみチェックを入れてアウトラインを作成します。これで、ステッチ数はさらに約5500まで減少しました。

(10)出来上がったデザインは、一回のクリックでデザインファイルをEmbroidery Studio e4.5から刺繍ミシンに直接送信することができます。

迷路フィルを使えば、ステッチ数を気にする
ことなく、アーディスティックでインパクト
あるロゴデザインを提供できます。

ぜひお試しください!

日本語の字幕付きでビデオを見る方法は、こちらをクリック

今回のロゴデザインの手順をまとめたPDFを下記より無料でダウンロードしていただけます。