通常タタミステッチは、刺繍デザインの中で大きなエリアを埋めるために使用されます。また、デザインの文字やその他のオブジェクトの背景として使用される事も多いです。そのためには列間のステッチの針落ちの規則的な配置による均一なステッチ パターンを設定することが必要です。また、タタミステッチは、プロパティのいくつかの設定を変更するだけで、単なる下地的な使い方以上のことにも使うことができます。 上記のデザインの様々なパターンは、いくつかのタタミステッチの基本設定を変更して作成されています。すべての設定は「オブジェクト プロパティ」ダイアログにある 2 つのタブ、「スペシャル」タブと「埋め縫い」タブで調整することができます。 タタミステッチのブロックは、ステッチラインとバックステッチラインと呼ばれるステッチの列で構成されています。間隔とはステッチライン間の距離のことで、2 つのステッチラインの間、またはステッチの列の最後で測定されます。長さは、各ステッチの針落ち間の距離です。オフセットは、ステッチの横に並んでるそれぞれのラインが、前後のラインからオフセットされるステッチ長の割合です。 分割ライン設定は、ステッチの長さを最大 8 つの部分に分割し、連続するラインにステッチを配置できます。下の画像では、パターンを繰り返す前に、パーティションのポイント 2-0-1-6-3 にステッチが配置されています。 角度は、ステッチ ポイントが位置するグリッドの角度を決定します。求める効果を計算するのは非常に大変なので、私は理想の効果になるまで設定変更を繰り返すことが多いです。 タタミステッチの使い方についての動画もご覧ください。 日本語の字幕付きでビデオを見る方法は、こちらをクリック