今日、市場には多くの異なるメタリック糸があります。主にコアラップ(芯の部分がメタリックのホイルで包まれている糸)や、Madeira(マデイラ)のスーパーツイスト(繊維とホイルが一緒に撚られている糸)などがあります。WILCOMのデジタイザーとして活躍しているMai Hyunh氏は経験上、糸が滑らかであればあるほど、刺繍をする際のパフォーマンスが向上することに気付いたそうです。
またメタリック糸の種類によって、糸の太さも異なり、それぞれの調整の仕方も変わってきます。Barbara Stuemer氏の話では、例えば30ウェイトの刺繍糸は低いテンションで済みますが、12ウェイトの刺繍糸を使用する場合は強いテンションが必要になるそうです。