スポーツロゴにおけるレタリングアートの魅力 FIFA女子ワールドカップ2023がオーストラリアで開幕されましたので、スポーツやチームロゴの制作におけるフォントの魅力について紹介したいと思います。 今回、ブラシで書かれたような「Brushed Script」タイプのフォントと、ダイナミックで目立つ「Varsity」タイプのフォントをレタリングアートと組み合わせて使用しています。 ロゴ制作にレタリングアートを使用する効果 レタリングアートは、創造性、ダイナミズム、視覚的な魅力を与える上で、スポーツロゴを作成するための重要なツールです。特定の輪郭にフィットするようにテキストを成形することで、デザインの他の要素と違和感なく統合されます。 この手法は、ロゴの形状と立体感を強調することで、スポーツのエネルギーを表現すると同時にさまざまなプラットフォームやサイズでのロゴの読みやすさと最適性を提供します。 すぐに使用できるレタリングアートのレイアウトが20個以上含まれています! 手順に従って魅力的なスポーツロゴデザインを作成してみましょう! Brushed ScriptとVarsity タイプのフォントとレタリングアートを使用します ここではクラシックでスポーティなタイプのVarsityと、ブラシでなぞったようなBrushed Script タイプのフォントを使用します。 1 まず最初に、EmbroideryStudio の Carlaフォントを使って「Womens」という刺繍レタリングを作り、カーニングを選択して文字と文字の間を近づけて調整します。レタリングの文字をダブルクリックしてベースラインの表示および選択し、文字に少し角度をつけるためドラッグします。 2 次に「Football」という刺繍レタリングを作ります。これにはEmbroideryStudio のCollege フォントを使って作ります(オプションとしてYale Faux Chenille フォントを使ってもいいでしょう)。形状の操作のために、レタリングアートのツールを使って形状を適用させます。 3 最後に、2つのフォントを繋げるために、アウトライン & オフセットのツールを使用します。このツールを使えば、条件を選ぶだけで自動的に希望のオブジェクトに対して複数のアウトラインとオフセットを作成することができます。今回のデザインではバックステッチとオフセットのサテンステッチを使用しています。「OK」をクリックする前に、「中抜きにオフセットを作成する」にチェックを入れるのを忘れないで下さい。各アウトラインはそれぞれ独立していますので、必要であれば編集が可能です。 レタリングアートとクリップアートや好きな形状を組み合わせて、迫力ある仕上がりを目指そう! EmbroideryStudioには、デザインに組み込むことができるクリップアートや基本図形の豊富なライブラリが用意されています。スポーツアイテム、花、動物、幾何学模様、ボーダーなど、幅広いデザインからお選びいただけます。クリップアートや基本図形は、デザインの要件に合わせてサイズ変更や回転などの変更も加えることができます。 クリップアートから国旗を追加しよう シールドに基本形ツールの形状を活用する タイポグラフィ(文字にデザイン性を与える手法)と、EmbroideryStudioの優秀なレタリング機能を併用することで、より特徴的なスポーツロゴを作成することができます。ぜひ試してみてください! WILCOM の EmbroideryStudio e4.5 デザイニングについてお気軽にお問い合わせください! お問合せ >> WILCOM の Workspace Studioは、1日コーヒー1杯分以下の値段で毎月利用できる手軽なソフトウェアです。例えば、デジタイザが作成したスポーツロゴの刺繍デザインを、刺繍機のオペレーターが実際にステッチアウトする前にWorkspace Studioでステッチファイルを開いてデザインのサイズや糸色を確認することで、制作ミスを防ぐことができます。 14日間の無料トライアルを試す