このプロセスは、作業中のフォントにのみ適用されます。そのため、使用している他のフォントでカーニングの調整が必要であれば、その度に調整を実行する必要があります。面倒ですが、一度調整をすれば、その後は必要なくなるので、将来的に大幅な時間の削減になります。
カーニングの変更は、Wilcomソフトウェアの .ESA ファイルに対して行われます。ソフトウェアを再インストールしたり、職場の別のシステムと共有したい場合に備えて、使っている .ESAファイルを全てバックアップしておくことは非常に重要です。
刺繍フォントは下記のフォルダーに保存されています。これらのフォルダーにあるフォントのファイルを安全な場所にコピーしておくことをお勧めします。また、定期的にカーニングの調整を実行する場合は、手間ではありますが、バックアップ用のファイルも度々アップデートすることをお勧めします。
EmbroideryStudio e4.5 フォントの保存場所:
C:\ProgramData\Wilcom\EmbroideryStudio\FONTS
注意:このフォルダは、何らかの理由でソフトウェアを再インストールしても上書きされないため、フォントへの変更は保持されるようになっています。
EmbroideryStudio e4.2 フォントの保存場所:
C:\Program Files\Wilcom\EmbroideryStudio_e4.2\WLETTER
C:\Program Files\Wilcom\EmbroideryStudio_e4.2\USERLETW
注意:WLETTERはWilcomの刺繍フォントの保存場所。USERLETWはカスタム刺繍フォントの保存場所。