EmbroideryStudioでデザインを表示する9つの方法

  • Yuki Kotera
  • 6月 29, 2022
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EmbroideryStudioでデザインを表示する9つの方法と使い方

Wilcom のEmbroideryStudio には、デザイン作業が容易になるよう、数種類の表示モードがあります。

あなたが作成プロセスにおいてどのような役割を担っているかによって、どの表示方法が最適か決まってきます。役割とは、例えばデザインを編集するのか、制作のチェックをするのか、生産前に全体的なデザインのチェックを行い最終確認をするのか、等の違いがあります。ここではそれぞれの表示方法の違いを説明します。

刺繍の構成を表示する

表示ツールバーは、EmbroideryStudioで最も使用されているツールバーです。 「本物の刺繍のように見える」表示と、「技術的な詳細を確認する」表示に簡単に切り替えることができます。またいくつかの表示の組み合わせを使用して、必要な箇所だけ確認できるようにもできます。

TrueView(トゥルービュー)は、プレゼンテーションに最適です。実際の刺繍のように表示できるので、完成した刺繡デザインが正しい糸色でどのように見えるか確認できます。ステッチ表示を使用すると個々のステッチの状態が表示され、アウトライン表示ではオブジェクトの形状を表示します。

最後の3つの表示オプションはよりテクニカルであり、針落ち、つなぎ糸、糸切りやほつれ止めなどの機能を表示するために使用されます。これらの表示オプションは、個別に使用することも、組み合わせて使用することもできます。

糸切りをすばやく表示するには、[つなぎ糸表示]と[機能表示]をオンにします。糸切りが小さな三角形で表示されるのですぐにわかります。

TrueView機能は、独立して機能する唯一のオプションです。

グラフィックの構成を表示する

もう1つの非常に人気のある表示オプションは、「ビットマップ表示」または「ベクター表示」ツールです。デザインをデジタイズすると元のベクターやビットマップイメージ画像もEMBファイルに属性として保存されますが、イメージ画像の表示は非表示にすることができます。刺繍だけを確認したいときに役に立ちます。カラーオブジェクトリストには引き続きイメージ画像が表示されます。

製品のイメージ画像を背景としていつでも追加することもできます。例えばポロシャツ等のロゴの位置を視覚化するのに役立ちます。正確な位置決めのために製品サイズの縮尺はデザインの寸法にマッチしています。必要に応じて表示をオン、オフできるので便利です。また、顧客に提出する制作ワークシートを作る際、製品のイメージを背景に含めるか、刺繡デザインだけ表示させるかの選択も可能です。

ディム機能を使用すると、ビットマップイメージが薄い色で表示されるので、デジタイズするときにステッチがよりはっきりと見えるようになります。

デザインのズームとパンニング

 

ワークスペース全体をズームおよびパンニングするには、いくつかの方法があります。お勧めは、ズームインする領域をマークするショートカット「B」と、パンニングするショートカット「P」を使う事です。大きなデザインを作業していて、画面を常にズームや移動させる場合は、ズームツールバーを開いて画面上に配置する(左図参照)ことをお勧めします。

また、概要ウィンドウを使用して、デザイン全体を表示しながらパンニングおよびズームすることもできます。デザインウィンドウとは関係なく、ビュー設定の調整ができます。

マウスホイールを使用して、独自のズームアクションを設定することもできます。この設定は、 「設定」>「オプション」>「スクロール」のタブから行えます。

ショートカットキー: 「0」と入力すると画面サイズになります。 「1」入力すると実際のサイズで表示されます。

複数表示の設定

1つのデザインウィンドウに同じデザインを複数表示することもできます。非常に詳細な作業には、「ウィンドウを分割」機能を使用します。各ウィンドウが独立して機能するため、それぞれの表示に対して様々な設定を行うことができます。各表示やパンニングは、EmbroideryStudioウィンドウを調整するのと同じように、簡単に調整できます。

選択したオブジェクトと色の情報を表示する

画面上で色のアイコンをクリックするか、カラーオブジェクトリストで該当の色を選択することにより、色や選択したオブジェクトを分離表示することができます。オブジェクトの非表示コマンドは、必要なものだけを表示できるので作業がしやすく便利です。

オブジェクトを選択して、SHIFT + Sを押すと、選択したオブジェクトだけが表示されます。 ESCキーを押して、もう一度SHIFT + Sを押すと、標準ビューに戻ります。

「カラーオブジェクトリスト」を右クリックして、「すべて表示」を選択します。

ステッチ順序を表示する

「移動ツールバー」は、昔から人気のツールです。デザインが刺繍機で正しく縫われるか確認するのに役立ちます。ステッチの順序を色ごと、オブジェクトごと、または一度に1000以下のステッチで表示するように選択できます。生産前のデザインに不備がないか、縫い順序は効率的になっているか等を迅速に確認できます。マウスの右クリックと左クリックを使用して、必要に応じて前後に移動します。

「移動ツールバー」は、 TrueViewモードがオンになっている間は使用できません。

 

実際にどのように縫われるのか最初から最後まで確認したい場合は「刺繍シュミレーション」を使用して縫われる様子をシミュレーションすることもできます。

背景表示の変更

糸色を変更するのと同じように、各カラーウェイの背景色も簡単に変更できます。刺繍を加工する衣服や製品の色を背景にして刺繡デザインを表示させることで、全体のイメージを確認するのに大変有効です。重ねた時の色の違和感や間違いを見つけやすくします。

黒い服に黒いレタリングやロゴを使うといった間違いをしたくないですよね?更により実物に近いイメージ効果を得るために、背景に布地のテクスチャ(質感)のイメージを追加するオプションもあります。背景の色や加工する製品の情報は、カラーウェイを使用してますので、将来色の組み合わせを変更したい場合にも便利です。生産や承認ワークシートにも反映させて利用することができます。

デザインをEMBファイルとして保存する事によって、背景色、糸情報、デザイン情報等の属性が保持されます。リピートのオーダーの際に時間の節約に繋がります。

デザインの重複を表示する

「リピート」表示は、インドの衣装のようなサリーやドレスの生地全体に細かいモチーフのようなオブジェクトを何度も繰り返し使う場合に不可欠な機能です。リピートが使われたデザインは、その場で変更でき、その変更が各オブジェクトに表示されます。デジタイズ中でも簡単にオンとオフを切り替えることができます。

この機能は「デザイン」>「リピート」で設定できます。

デザイン情報を表示する

デザインファイルに保存された全ての情報は表示可能で、生産用にデザインイメージと一緒に情報を印刷することもできます。デザインのサイズ、糸色の順序、糸情報、およびステッチ数等の情報は「デザイン情報」のドッカーから確認できます。

また、後日、検索できるように、プロット番号、顧客の詳細、カテゴリ等、デザインをタグ付けすることもできます。

パソコンにEmbroideryStudioがインストールされている場合は、WindowsのエクスプローラーでEMBファイルのイメージをプレビューできます。EMBの情報はプロパティの詳細からも確認でき、検索も速くできます。

デザインの表示方法についての動画もご覧下さい

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