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EmbroideryStudio e4.5 のレポート機能について

EmbroideryStudioでデザイン情報をレポートにする

刺繍のデザイン情報を顧客やチームの他のメンバーにどのように提示/共有していますか?EmbroideryStudioには、必要に応じてカスタムできるレポート機能が組み込まれています

ソフトウェアに組み込こまれたレポート機能

EmbroideryStudio e4.5 は、あらゆるビジネスニーズに対応できるようにカスタマイズ可能のレポート機能を備えた包括的な刺繍デザイン ソフトウェアです。レポートの作成は誰がどの情報を、どの程度必要としているのかによって、含める内容が異なると思います。レポート機能を使えば、注文情報や刺繍デザインの詳細の一部または全てを含められるよう、必要に応じて選択した情報をレポートにまとめることができます。

EmbroideryStudio e4.5 には事前に定義されたレポートのタイプとして、承認シート製作ワークシート製作概要、およびカラーフィルムが含まれています。

レポートに提示できる情報

レポート機能は、ユーザーの必要に応じて下記の情報の全て、または一部を含めることができるようになっています。

  • デザイン名
  • 顧客名および参照番号
  • バーコード
  • ステッチ数
  • デザイン・サイズ
  • TrueView でのデザイン表示
  • デザインに含まれる色
  • ズーム・オプション
  • 取引担当者名
  • 担当デジタイザー名および作成日
  • 糸切り、ストップ、マシン・フォーマット、生地など生産時に必要な情報
  • 複数のカラーウェイにも対応した色情報
  • 会社のロゴ
  • 取引条件
  • 等など

お客様用レポート

承認シート

お客様とデザインの確認をする場合は、承認シートを使うことをお勧めします。承認シートを提供することで、顧客と書面によるデザインの確認および承認を取ることができます。

デフォルトで設定されている承認フォームのままでも十分な場合もありますが、状況に応じて添付するサンプル・デザインのサイズや色情報、注文情報なども含めることができます。 色の表現は、コンピューターのモニターによって異なることに注意してください。

EmbroideryStudio e4.5上に、デザインを開いた状態で「ファイル」>「印刷プレビュー」をクリックします。これにより、PDF プレビューの形式でレポートが表示されます。上部のバーにある「オプション」ボタンをクリックし、「承認シート」を選択してカスタムできるようにします。

承認シートには、刺繍されたデザインのカラーイメージ、デザイン名、デザインのサイズ、使用されている色数などの基本的な情報がデフォルトとして含まれています。

ここから更に、自社のロゴ、注文情報、取引条件、さらにはデザインを刺繍する位置情報など、カスタムで追加できる情報が選択できるようになっています。

顧客に提供するべき情報をすべて選択して承認シートができたら、「EメールでPDFを送信」をクリックします。すると、Eメールが自動的に生成されるので、あとはメールにメッセージを記入して顧客に送信するだけです。

承認シートは必要に応じて、記録用にPDFとして保存したり、PCに接続されているプリンターにEmbroideryStudioから直接印刷することもできます。

必要に応じて、「PDFに保存」をクリックすればEmbroideryStudioから直接デザインをPDFとして保存することができます。

一つのロゴに複数の承認シート

刺繍の用途や製品の種類によっては、1 つのロゴに対して、複数の刺繍デザインを作る必要が出る場合があります。例えば、会社のロゴをポロシャツ、帽子、タオルにそれぞれ刺繍する注文があったとします。この場合、刺繍をする製品ごとに刺繍デザインのサイズや下縫いの状態、針数などのバリエーションが異なるため、それぞれの製品ごとに承認シートが必要になる可能性があります。

チーム用レポート

製作ワークシート、製作概要、カラーフィルム

生産用の刺繍デザインに関する情報を含むレポート類は、刺繍機のオペレーターや生産マネージャー、管理スタッフなど、多くのチームメンバーの役に立ちます。

生産ワークシートは主に刺繍デザインをステッチするために必要な全てのデザインと糸の情報を生産チーム/刺繍機のオペレーターに提供するために使われています。

生産ワークシートは、(ほとんどの場合)一つのカラーウェイを使って1対1の縮尺のデザインを表示するように設計されています。選択したカラーウェイの糸色の情報も番号順に明確に表示されるので、生産チームへの指示が容易になります。

製作概要には、デザインに関する概要情報と共に、刺繍デザインに使われている全ての配色が一目でわかるようになっています。これは、刺繍機のオペレーターや生産の管理スタッフの両方に役立つ場合があります。

例えば、刺繍するデザインと同時に使用される糸色を素早く確認できれば、刺繍機に必要な色糸をセットしなければならない際のミスを減らし、生産性を向上させます。

刺繍機の糸色を調整するとき、予めすべてのカラーウェイを一目で確認できれば、効率が上がりエラーも減らすことができます。

カラーウェイを簡単に印刷

刺繍デザイン用に作成されたカラーウェイは、カラーウェイの「パレット編集」タブに一覧表示させることができます。

EMBファイルには、デジタイズされた刺繍のデザイン、ステッチ数、ストップ、糸切りなどの情報をオール・イン・ワンとしてまとめて保存できます。この機能を生かして、異なる背景色や生地の種類ごとに複数のカラーウェイを作成し、一つのEMBファイルとして保存すれば、効率的なデザイン管理を行えるようになります。

「プリントプレビュー」「印刷オプション」「カラーウェイ」タブにある「すべて」を選ぶと、デザインに含まれている全てのカラーウェイがレポートになります。また「選択」を選んだ場合は、希望のカラーウェイだけを選んでレポートにすることができます(下記参照)。

カラーフィルムは、刺繍機のオペレーターまたは生産管理者が色ごとにデザインを可視化しやすくするために、色ごとの内訳情報を提供します。使用される各色糸の推定値が含まれているので、糸の在庫レベルを推定する際に役立ちます。

デザイン情報ドッカー

デザイン情報ドッカーは、デザインのタグ付けや、顧客の情報、注文の詳細や注意事項など、テキストで入力した情報をデザインと一緒に保存させることができます。入力の手間はかかりますが、後々チームメンバーと情報を共有する際に役に立ちます。

また、事前に入力した情報をもとに、デザインライブラリーを使って検索することもできるので、利便性の向上にも役立ちます。

印刷プレビューを閉じる

印刷プレビューの表示モードを終了するには、オプションの横にある「閉じる」ボタンをクリックします。

更に詳しく見てみましょう!

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