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カットアウト刺繍

少ないステッチ数でもひと目を引くデザイン

カットアウト刺繍は、オブジェクトの中をくり抜いたようなデザインです。デジタイズのスキルがなくても、イメージ画像とソフトウェアの3つの機能を使うだけで簡単に作ることができます。

3つの機能

1.「インスタントスマートデザイン」機能

2.上級オフセットエレメントの「アウトライン&オフセット」機能

3.「オーバーラップ自動削除」機能

インスタントスマートデザイン

ステップ1:

ラスターファイル(.jpg または.bmp)を選択し、「オートデジタイズツール」内の「インスタントスマートデザイン」アイコンをクリックします。

オフセットを作成する

ステップ2:

ツールボックスから「アウトライン&オフセット」を選択し、ベクターのラインを必要な距離でオフセットさせたものを作成します。今回は、文字と文字の間に小さな隙間ができない様、またそれぞれの文字がきれいに見えるよう8mmのオフセットを選択しました(最初の画像を参照)。

ステッチを選択

ステップ3:

ベクターのラインを選択し、「タタミ」のアイコンをクリックして埋め縫いを作成します。

並び替え

ステップ4:

「並び替え」ツール、または「カラーオブジェクトリスト」を使って、埋め縫いされたオブジェクトがレタリング(この場合Excelのレタリングオブジェクト)が一番上に配置されるように調整します。

 

  1. オーバーラップ(重複)を削除

ステップ5:

1.一番上に配置されているレタリング(この場合Excelのレタリングオブジェクト)をまとめて選択し、

2.「アレンジ」タブの中にある「オーバーラップ自動削除」をクリックします。

3.表示されたダイアログボックスの全てのフィールドの数値に0を挿入します。

4.0を入力することで、それぞれの最小設定に代わりますので、提供された内容を受け入れて、OKをクリックします。

この方法で、レタリングの輪郭の端に一番近づいた状態で中抜きすることができます。

アウトラインを適用する

ステップ6:

最後にアウトラインを追加します。

1.「ツールボックスツール」から「アウトライン&オフセット」のアイコンをクリック

2.「アウトラインを作成」にチックを入れる

3.アウトラインの幅に数値を入力、色糸を選択

4.「OK」をクリック

6つのステップは多いように感じるかもしれませんが、オブジェクトを一つ一つデジタイズすることを考えれば、かなりの時短に繋がると思います。

 今回の方法を使えば、オブジェクトを選択してそれぞれの機能をクリックするだけでほぼ完成させることができます。

もし必要であれば、生地に合わせて下縫いや縮み補正などの調整も加えてください。

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