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ユーザー設定スプリットでデザインのクオリティーを高めよう!

刺繡デザインに立体感を追加する方法

優れたデジタイザーは、ミシンの稼働時間を短縮するようデザインを最適化しつつ、テクスチャーと詳細にも拘ったハイクオリティなデザインを作成することをが求められます。 WilcomのEmbroideryStudioには、多くの複雑なデジタイズ・プロセスを自動化できる機能があります。人気の機能の1つがオプションで追加できる「ユーザー設定スプリット」エレメントです。

「ユーザー設定スプリット」には、いくつかの方法でユーザー定義を追加する事ができます。デフォルト設定のテンプレートデザインを使用する事もできますし、「ユーザー設定スプリット」を使用して独自のデザインをテンプレートとして作成する事もできます。作成した刺繡オブジェクトに、独自の針落ちの位置を決定し、正確な場所に「スプリット(分割)」を追加させる事で、印象的な視覚効果を生み出すことでより質の高い仕上がりに作り上げることができます。

役立つヒント

「ユーザー設定スプリット」機能を使って最高のサテンステッチに仕上げるには、ステッチの角度にほぼ垂直なスプリット(分割線)を入れてみましょう!


ランニング ステッチを使わない方法

アウトラインのランニングステッチは、一般的に刺繡オブジェクトの形状の詳細を設定するために使用されます。ただ、登録作業が面倒です。「ユーザー設定スプリット」を使用すれば登録の問題を回避することができます。

「ユーザー設定スプリット」は、サテンまたはタタミのステッチタイプに適用できます。ベースになるステッチに応じて効果の程度は異なりますが、デザインの見栄えをよくすることができます。

高級感のあるサテンステッチが利用可能に

通常、サテンステッチは、平坦なタタミステッチよりも見た目に高級感があります。しかし、ステッチ長の制限という欠点があります。「ユーザー設定スプリット」では、この制限を逆に利用することによってサテンを意図的に分割して形状を定義します。これによって、サテンのステッチ数を最小限に抑えつつ、高級感のあるデザインにデジタイズすることができます。

作成の軽減とスピードアップ

更なる利点は、作成するオブジェクトが減ることです。余分なオブジェクトは、1つの大きなオブジェクト内で分割されたステッチになります。オブジェクトの重なりや、刺繡時の縮みよるオブジェクト間の隙間を心配する必要もなくなります。その結果、デジタイズに費やす時間と生産プロセスが大幅にスピードアップし、よりビジネス仕様のデザインになります。

ユーザー定義スプリットは、「ユーザー設定スプリット」の分割方法の1つです。デジタイザーは、グラフィックデザイン全体に対応し、1つのステップで分割線を含む刺繡オブジェクト全体を作成します。最も重要なことは、分割は他の全てのデザインオブジェクトと同様にサイズ変更等、編集が可能という点です。

素人のデザインをプロの見栄えに!

2つの「ヤシの木」のデザインを比較してみましょう。写真左の一般的な手法では、ヤシの木の部分にはランニングステッチ、ヤシの葉の部分にはタタミステッチを使用しています。写真右は「ユーザー設定スプリット」を使用しています。ヤシの葉に高級感のあるスプリットをサテンステッチに使用し、タタミステッチを使ったヤシの木のオブジェクトには、スプリットで木目の細部を表現しています。

スプリットで木目の細部を追加したヤシの木には、深みとバランスの良さがあります。形状を詳細に登録する必要もなく楽に刺繡ができます。葉はよりリアルな見栄えになりました。

実際の生産現場で実行できる、効率的なテクスチャデザインを作成するように心がけましょう。ユーザー設定の分割、カービング、その他の立体的な分割効果をあなたの刺繡テクニックに追加することができれば、あなたのミシン刺繍の世界がさらに広がることでしょう!

早速「ユーザー設定スプリット」のエレメント(オプション)を追加しよう!

主な機能:

フレキシブルスプリット、カービングスタンプ、ステッチ高可用のライン、ユーザー設定スプリット

EmbroideryStudio e4.5 のエレメント(有料オプション)追加にご興味のある方は下記からご照会下さい。