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伝統的なサガラ刺繡

サガラ刺繍と

EmbroideryStudio e4.5デザイニング

サガラ刺繡には専用のアタッチメントを使用します。刺繡を専門とするプロの方々にも人気の刺繍テクニックです。

伝統的なサガラ刺繡は、単一の連続した糸を素材に加工し、ループまたはパイルで持ち上げて作られています。毛糸のループで一般的に認識されているサガラ織は、柔らかくファジーなカーペットのような外観になります。サガラ織は糸ではなく毛糸を使うため、一般的に小さな複雑なデザインには向いていません。

サガラ刺繡のステッチ

伝統的なサガラ刺繡は、2つの基本的なステッチタイプで構成されています。ループステッチとチェーンステッチです。

ループステッチはサガラ刺繡に特徴的な外観を与えます。ループはオブジェクトを埋めて奥行き感を作り出すために使用されます。低くてコンパクトなものから高さのある豪華な見栄えのステッチまで、さまざまな効果を生み出すことができます。対照的にチェーンステッチは一般的にアウトラインやより繊細な作業に使用されます。また、ループ状になるループステッチのアウトラインを固定するためにも使用されます。

サガラ織では、針に針穴の代わりにフックが付いています。

糸は、針板の下に収納されたルーパーによって一度に1ループずつ引き上げられます。ボビンは必要ありません。

サガラ刺繡ステッチのパターン

EmbroideryStudioのエレメント(オプション)の1つであるサガラ刺繡機能では、サガラ刺繡を作成する為に多くのステッチパターンが提供されています。コイル、平行、中抜きコイル、格子等です。これらは一般的にループステッチとして使用されます。

チェーンステッチで使用できるその他のパターン

サガラは、特徴的でユニークな刺繡技法です。太い糸は、より少ないステッチでより広い領域をカバーする事ができるので、ステッチ数の多いデザインに適しています。

使用例

サガラ刺繍のデザインは、糸の太さ、ループやチェーンステッチの相対的なサイズのため、大きいサイズのオブジェクトでの使用に適しています。標準の刺繡で上縫いすることでディテールを加えることができます。サガラ刺繡は、ユニークな見た目と質感のために複数の毛糸を使用することもあります。

スウェットシャツのワッペンやエンブレム等で一般的に単純で明確なオブジェクトによく使用されています。 WilcomのEmbroideryStudioサガラ刺繡は、スポーツウェアやウールのジャケット等、装飾アパレルの通常の刺繡と組み合わせて使用されることがよくあります。その質感から子供服にも広く使用されています。

サガラ刺繡はまた、カスタムアパレルやファッション市場でも応用されています。チェーンステッチは、より繊細な作業のためにループステッチの代替になります。

サガラ刺繡のワッペンはクリスマスやイベント関連のデコレーションとして使うアイデアも!

サガラ刺繡 vs サガラ風刺繡

伝統的なサガラ刺繡で使用されるループステッチとサガラ風の刺繍テクニックを比較してみましょう。

サガラ風刺繡(→)は、EmbroideryStudio e4.5の専用ステッチタイプで作成できます。特別な刺繡機器は必要なく、標準の刺繡機で作成、刺繡できます。サガラ風ループは太い毛糸を使用して水平に模倣されていますが、実際のサガラループは生地から浮いた状態になっています。

(←)本来のサガラ刺繡は、素材として特殊加工された単一の連続した糸を使用して作られ、ループまたはパイルで持ち上げられます。その為、専用の刺繡機設備が必要です。サガラの裏地は通常の刺繡の裏地よりも柔らかいです。

サガラ刺繡は、EmbroideryStudioe4.5のエレメントであるサガラ刺繡機能で簡単に実現できます!

EmbroideryStudioのサガラ刺繡エレメント(オプション)

EmbroideryStudioのサガラ刺繡はオブジェクトベースであるため、デザインのサイズ変更が自在です。デザインを拡大または縮小すると、プログラムがステッチ数と密度を自動的に再計算して再生成します。針の高さ、コーナー部分、ステッチ長なども設定できます。

更にサガラ刺繡用としてプロ仕様にデジタイズされたサガラ用のレタリング書体が含まれていますので直ぐにビジネスにご利用頂けます。フォントライブラリで名称の先頭に「CH」で表示されている刺繍書体がサガラ用です。

実際の操作方法を動画で見てみましょう!

日本語の字幕付きでビデオを見る方法は、こちらをクリック

EmbroideryStudio e4.5のサガラ刺繍マニュアルをダウンロード